来年、本拠地を秋田県に移転することを明らかにしているバレーボールのアランマーレ山形は、きょう秋田市で会見を開き、本拠地を移転したあとも山形県との絆を維持すると強調しました。

明かされたのは、苦しい胸の内でした。


アランマーレ山形 西尾博樹ゼネラルマネージャー「山形から離れるのは苦しい。
しかし山形で継続してやるには、ワンランク降格して残るしかない。ここまで頑張って勝ち取ったSVのライセンスは絶対に捨てられない」

酒田市を拠点としてきたアランマーレ山形。しかしSVリーグは2030年以降にリーグに参戦する場合は「5000人以上を収容可能な施設」を持つことが必要と要件の改訂を行いました。

このため、現時点で県内に要件を満たす施設がないこと、また酒田市が予算面から新たな施設の整備を断念したことなどから、アランマーレは5000人以上を収容可能なアリーナがある秋田県に拠点を移すことになりました。

チームフロントは、今後も山形との絆は維持すると話します。

アランマーレ山形 西尾博樹ゼネラルマネージャー「秋田は山形から遠い所ではないので、山形の人から応援してもらえるような仕組み作りもしていきたい」

アランマーレは2026~27年シーズンから秋田市と潟上市を拠点に活動しますが、新しいチーム名には山形の地名などを入れることを検討しているとしました。

酒田市をマザータウンと位置づけ、ホームゲームを2試合から4試合開催するほか、ジュニアチームの運営を通して地域に貢献したいとしています。