全国高校野球選手権山形大会の決勝戦が26日行われ、日大山形が2年ぶり20回目の甲子園出場を決めました。
中山町のヤマリョースタジアム山形で行われた決勝戦は2年連続の優勝を目指す鶴岡東と2年ぶりの優勝を目指す日大山形の強豪同士の対戦となりました。
日大山形は1回裏、ヒットと四球で2死満塁のチャンスを作ると6番岩下がセンター前タイムリー、先制点を奪います。続く7番阿部もタイムリー。8番林もタイムリーを放ちこの回、3点を入れます。
鶴岡東は2回表、2死3塁として7番田中がライトオーバーのタイムリー3ベースヒットで1点を入れると、続く染谷もセンター前にタイムリー。この回2点を入れ、1点差に迫ります。
しかし、日大山形は5回裏、ヒットと2つの四球で1死満塁とし、8番林がライト前にタイムリー、なおも満塁で9番小林のセカンドゴロで3塁ランナーが還り、この回2点を追加。5対2と点差を広げます。
一方、鶴岡東は8回表にヒット2本と四球で無死満塁のチャンスと作ると、5番梅澤。梅澤の当たりはセカンドゴロ。日大山形のセカンド岩下がショートバウンドの難しいゴロをさばいてダブルプレーを取り、鶴岡東の追加点を1点に抑えました。
そして迎えた9回、2点を追う鶴岡東は粘りを見せます。2死1塁としてバッターは1番の丹羽。初球を叩くとファーストの頭を超えるタイムリー3ベースヒット。1点差に迫ります。このあと2死3塁1塁と同点、または逆転のチャンスを作るとバッター3番松下。松下の当たりはレフトへ上がりますがレフトがつかんで試合終了。
日大山形が5対4で鶴岡東に勝利し、2年ぶり20回目の優勝を果たし、甲子園への切符をつかみました。