私たちにできる対策は
県の担当者「近年、里山の手入れがされていなくなっている。以前ですと、クマと人間との住みわけがきちんとなされていた。それが手入れが行き届かなくなって、境界が曖昧になってきている」

県では、人とクマとの境界を区別するために、人が出した生ごみや、木に実った果樹を放置しないこと、山に入る際は音の出るものを身に着けて、人間の存在を知らせるといった基本的な対策を呼び掛けています。

クマと人とのすみ分けがはっきりするのが1番だとは思いますが、クマが増えて人的被害も出ている状況である以上、多角的に対策を立て、スピード感を持って対応することが行政に求められています。