山形県内の感染状況について、吉村知事はきょう、「第8波なのか、今後の状況を注視する必要がある」との認識を示しました。


山形県によりますと、きのうまでの1週間に確認された人口10万人あたりの県内の新規感染者は708.99人で、全国でも高い水準となっています。

この状況について問われた吉村知事はきょう、次のような認識を示しました。

吉村知事
「医療専門家のアドバイザーに聞いたところ、
『第8波とはいいきれない。あと2、3週間の感染状況を見てからではないか』『本県の場合、第7波が収束せず、高止まりが継続している状況』」

吉村知事は、感染の第8波かどうか、今後の感染状況や病床のひっ迫度合いなどを引き続き注視するとしています。

またきょうは、クラスターが多発している山形県内の高齢者施設などに、政府から提供されるおよそ113万回分の抗原検査キットを無料で配布することも発表されました。

山形県では、今月中旬から、週2回程度の検査を集中的に行い、早期発見に努めていく考えです。
一方で、吉村知事は、感染が再拡大する中で迎える忘年会シーズンについては、次のような考えを示しています。

吉村知事
「行動制限は、現時点ではかける考えはありません。
 やはり感染対策を行いながら、経済もまわしていく」