来年春卒業予定の山形県内の高校生の求人倍率が3.88倍となり、過去最高となりました。

求人倍率とは、仕事を探している人求職者一人あたり、何件の求人があるかを示すもので、数値が高いほど就職しやすい状況となります。

山形労働局によりますと、9月末現在、来年春に卒業を予定している高校生で就職を希望する人は2007人で、そのうち、県内に就職を希望しているのは1607人です。


これに対し、県内企業の求人数は去年の同じ時期を15.4%上回る6243人となっていて、求人倍率は3.88倍となりました。
この数値は統計開始以降最高だということです。

産業別では、製造業で去年の同じ時期より18.6%増えたほか、
宿泊、飲食サービス業では41.9%増加。

山形労働局では
「人手不足や人材が高齢化する中、インバウンド需要の高まりや新型コロナの影響が緩和されつつあるため、人材確保の動きが出ている」と分析しています。