山形県鮭川村では小学生が地域に伝わる伝承野菜の植え付けを体験しました。

栽培している人が全国でただ1人だけの貴重な伝承野菜です。

鮭川小学校の5年生23人がきょう植え付けを行ったのは、最上伝承野菜の米さずべ芋です。

最上伝承野菜は、最上地方で古くから栽培されている野菜や豆類のことで地元の協議会が認定しています。

米さずべ芋は柔らかく、粘り気があり、うまみが豊富な里芋で2017年に最上伝承野菜として認定されました。

今、生産しているのは 全国でたった1人阿部清さんだけとなっている貴重な里芋でもあります。

児童は阿部さんから芋の特徴や歴史を教わり、深めに穴をほることや空気が入る隙間があかないように土を被せることなどに注意して楽しみながら植え付けを行っていました。

児童は授業でも米さずべ芋を学んでいて、オリジナルのカレーやサラダなどのレシピを考えていて、収穫を心待ちにしている様子でした。

児童「初めてさずべ芋を植えたけど、収穫するときが楽しみだなと思いました」



阿部清さん「子どもたちが色々な料理をレシピを考案して作って楽しんでいるということを聞いて喜んでいる。その一部を我が家でも取り入れていろいろ試して食べてみたりしています」

収穫は11月に予定されていて、児童が家庭科の授業で調理するということです。