去年7月の記録的な大雨でパトカーが流され警察官2人が殉職したことについて、その過失は県警にあるとして殉職した警察官のうち1人の両親が県に対し慰謝料などを求める訴訟を起こしたことがわかりました。

これは去年7月、新庄市で記録的な大雨で川が氾濫しパトカーが流され、警察官2人が死亡したものです。

2人は冠水した道路で立ち往生した車の救助に向かいパトカーごと流されていました。



今回、訴えを起こしたのは、死亡した2人の警察官のうち当時巡査部長でその後、警部に2階級特進した警察官の両親です。

警察官2人が乗っていたパトカーにはライフジャケットなどの安全装備が備え付けられていませんでしたが、訴状では、出動時点で装備させることは可能でだったとしています。

また、「そもそも現場に行かせるべきではなかった」として、2人が死亡したのは県警に安全配慮義務違反があったからだとしています。