去年7月、記録的な大雨で地区全体が浸水した戸沢村蔵岡地区では、集団移転に向けた動きが進められています。

昨夜、住民説明会が開かれ、集団移転に向けた今後の流れが示されました。

戸沢村蔵岡地区は去年7月の記録的な大雨で地区全体が浸水し、現在も住民の多くが仮設住宅などでの生活を余儀なくされています。

蔵岡地区では過去にも水害による被害を受けていることなどから地区全体がより安全性が高い場所に移転する、「防災集団移転」に向けた事業が進められています。

きのうは、村が住民に対して集団移転に向けた説明会を開き、蔵岡地区のほぼすべての世帯が参加しました。

説明会では、村が今年度中に移転に向けた計画書を作り来年度、国土交通省に同意を求めることが示されました。

計画書には移転にかかる費用や移転場所、各世帯の負担額などが記載されるため、年度内に移転の費用や移転までにかかるおおよその期間が見えることになります。

質疑応答では、補償に関する質問が多くあがり、スピード感を持って事業を進めてほしいといった意見もあったということです。