■銀行員から出金理由を尋ねられるも...

女性は、カネを引き出す際、銀行員から出金理由を尋ねられましたが、「暗号資産の方が利率がいいから」と答え手続きをしたということです。

しかし、この返事は警察官を名乗る男から事前に指示されていました。

結局女性は、このあと男から指示されるままに暗号資産を購入し、7回にわたり指定のアドレスに送金してしまいました。

女性は、さらに家族の口座のカネも送るように言われたことから不審に思い、家族に相談して被害がわかりました。

だまし取られた暗号資産の合計はおよそ6800万円相当だということです。

今回の被害は、特殊詐欺としては県内の今年最高で、2004年の統計開始以来4番目に多い被害額となりました。

警察では警察官が現金を要求したり、指定口座に送金を求めることは絶対にないとして注意を呼びかけています。