障がいのある人への就労支援のために作られた製品をより多くの人に知ってもらおうと、大学生が新たにパッケージデザインを行いきょうお披露目されました。

お披露目されたのは、東北芸術工科大学の学生がパッケージを考案した、飲料製品、「優豆生」です。

これは、県産100パーセントの大豆を使用した飲み物で、障がいのある人の就労支援を行う県リハビリセンターで、20年以上前から製造・販売されてきたものです。

県リハビリセンター 黒沼祐蔵 統括施設長「障がい者の方々への理解を深めていただき、さらに社会参加、あるいは工賃向上につながっていただければ」

県リハビリセンターでは販路拡大のために親しみのあるデザインにしようと、販売開始以来初めてとなるパッケージの変更を、東北芸術工科大学に依頼しました。

今回、新たに選ばれたパッケージには大豆のキャラクター「おマメくん」が3つのフルーツを口にする様子が描かれています。

デザインを考案した 東北芸術工科大学3年 田邊理紗さん「(製造)作業をされるかたにも気に入ってもらえるようなデザインにしたくて、どういうキャラクターがみんなに愛されるのかだとか、最近のキャラクターデザインのトレンドも調べながらこういう感じのデザインにしました」

今回のパッケージは、実際に製品の製造に携わっている施設利用者や職員などの投票で決定したということで、こんな思いも込められているそうです。

県リハビリセンター 利用者 小関司さん「大学の方々からデザインしてもらってとってもいい商品になったと思いました。購入してもらった人には商品を通じて
障がい者の活動を知ってもらい、障がい者への理解を深めてもらえたら」

新しいパッケージとなった「優豆生」は、来月2日から、県庁や県立中央病院などの売店で販売予定だということです。