■大丈夫?はNGワード!
自分の子どものこと。心配になり「大丈夫?」と声をかけたくなりますが、これがNGワードだといいます。
発達心理学が専門 米沢栄養大学 花屋道子 教授「『大丈夫?』って言われると
まず一つには十分に信用してくれていないんだなと伝わる。力不足だと疑っているんだろうなと思われやすい。信用していないと伝わらないことが大事」

そこで効果的な声がけは、「私」を主語にする「Iメッセージ」です。
『あなたはどう?』『あなたは大丈夫?』などの「あなた」を主語にする「Youメッセージ」の反対にあるもので、『私はあなたが元気がないようだから心配しているよ』などと、自分を主語にして気持ちを伝えることで、伝わりやすくなります。

発達心理学が専門 米沢栄養大学 花屋道子 教授「『お母さんとしては心配になって』『思いを巡らすと良くないことばかり考えちゃってさ』そんな風にただただ心配に思う親の側の心境が伝える方がけんかにもならない」
また、「言葉にできないけれど何か感じ取っているんだよね?」「ちょっと休んでみる?」と無理はさせない声がけも効果的だということです。

花屋教授はこうした声がけのために、日頃から"話しやすい空気"を作ることを大切にしてほしいとしています。
しかし、コミュニケーションをとっても、なかなか学校に通うことが難しい場合もあります。
こうした子どもたちに対応するための新たな学校が県内でも誕生しています。