今年度の公立学校の教育方針などについて、きょう校長らが集まり情報を共有しました。気象条件の悪化による運動中の事故防止や部活動の地域移行などが議題に上がりました。

この会議は、年度初めに合わせ、県が公立の小中学校の校長や市町村の教育関係者などに今後の教育方針を共有するために開いたものです。



このうち、学校の部活動では、土日の活動を地域クラブなどに任せるいわゆる「部活動の地域移行」について状況が共有されました。県内の中学校の運動部では、昨年度の時点で57パーセントが休日の地域展開に取り組んでいるということです。

しかし、取り組みが進む一方で、土日の活動を置き換えることについては一部で課題が見えてきた状況も報告されました。



「いざ(部活動改革を)進めていくと、指導できる人はいる、しかしその人にクラブのマネジメントまでお願いすると断る人が多いという状況が分かってまいりました」



また、気象条件が学校生活に与える影響についても共有され、熱中症の患者数は、昨年度は減少したものの、引き続き注意が必要だと呼びかけられました。



「何をするにも気をつけなくてはならない季節を迎えます。先日も奈良県で落雷事故がございました。本日も県内全域に雷注意報が発令されています。予兆があったら躊躇なく然るべき建物に避難です」

県の教育局では、参加者に生徒の安全を第一に考え判断するよう求めていました。