■資料はなぜ添付された?答えは「エクセル」

ではなぜ、教員は個人情報が入った資料のデータを添付してしまったのでしょうか。

添付されたデータはエクセルの形式でした。

表示している画面には、送る予定だった名簿が載っていましたが、データ上にはクリックすることで表示される別のシートがあり、そこに、クラス編成の際に使う情報が記載されていました。

つまり、タブに隠れていたのです。

また、このデータにはパスワードの設定などはされていませんでした。

山形市教育委員会では再発防止策として、今後、メール送信の際に複数人でチェックすることやファイルのパスワード設定を徹底すること、そして、データを送る際には書き込みなどができないPDFの形式とすることなどをあげています。

また、学校では保護者会を開くほか児童にも事情を説明し謝罪するとしています。