障がいの有無にかかわらず誰もが安心して暮らせる共生社会の実現をテーマにした映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」を県内でも上映しようという動きが盛り上がりを見せています。

この日、山形ビッグウイングに続々と人が訪れていました。

集まった理由は、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」という映画です。

県内上映をひろめる会のメンバーらが試写会を開きました。



この作品は、耳が聞こえない両親のもとに生まれた男性の心の揺れ動きと成長をテーマにしています。

映画で吉沢亮さん演じる主人公は、耳が聞こえない両親と手話を使ってコミュニケーションをとっています。

県内では2017年に手話言語条例が制定され、手話による豊かなコミュニケーションができる社会の実現を目指すことが示されました。

この条例の認知を広めることも上映会の開催を目指す理由のひとつです。試写会には福祉関係者など200人が訪れ、映画を通して社会の抱える課題に意識を向けました。

訪れた人「こういう世界もあるんだなと。親が聞こえないという子どもの生活が自分たちとは全然違う世界で生きているという日常がわかった」



訪れた人「ぜひ(手話で)たくさんコミュニケーションをとって今回は2つの世界ということでしたが、わかるようになるといい」