酒田南

毎年上位に食い込む名門、酒田南。
今年はレース経験豊富な3年生を中心としたチームに仕上がりました。
酒田南 阿部亮監督
「3年生が中心となって非常にいいチームを作ってくれましたので、
もう一度優勝争いをして、頂点を目指したい。」
今年こそ悲願の優勝へ。

そのカギを握るのが、エースでキャプテンの3年生、庄司瑞輝(しょうじ・みずき)。
県高校総体陸上3000m障害で優勝するなど今年、多くの大会で名を残した県トップランナーです。
酒田南 3年 庄司瑞輝主将
「調子は駅伝に向けてバッチリ合わせてきているので、チームの勢いがつくような走りをしたいと思います」
酒田南 3年 源田修良 選手
「感謝というか自分なりの恩返しができたら」

そして、苦難を乗り越えチームに戻ってきたキーマン、3年生の源田修良(げんだ・しゅら)。
1年生の時はアンカーを経験しましたが、去年の大会ではチームを離れる悔しい思いをしました。
酒田南 3年 源田修良 選手
「去年1年、体調不良と怪我が重なってしまって、体だけでなく、気持ちもすごい落ちてしまったんですが、(周りの人たちに)背中を押してもらってここまでコンディションを上げて来られたと思うので、自分なりの恩返しができるように区間賞をとって、最後はチームみんなで笑顔で終わりたいです」

さらに、県選手権3000m障害優勝のスピードランナー 梅本柊生(うめもと・しゅう)など、5人の3年生がチームを引っ張ります。
酒田南 阿部亮監督
Qいいペース?
「ええ、状態はいいでしょう」
雨の日も走り込んだこの一年。
最高の仕上がりで長井路に臨みます。
酒田南 阿部亮監督
「みなさんに恩返しできるように、勝ちに行きたいと思います。」
酒田南 3年 庄司瑞輝主
「チーム一丸となって都大路を目指します」

山形南

去年、おととしと2位だった山形南。
今年は1、2年生のみの若いチームで優勝を狙います。
山形南 鈴木誠監督
「頼れる先輩がいない分 『自分たちでやってやるぞ』と非常に積極的に自主的に練習を進めて力を付けてきた」
チームを引っ張るのは、去年2区で2位の力走を見せたキャプテン池田慶次郎(いけだ・けいじろう)。
今年の県高校新人で1500メートル3位の、スピードランナーです!

山形南2年 池田慶次郎主将
「若いチームですが、総力のある2年生を中心に 去年以上のもの(順位)を取れるという自信があるので 臆することなくチャレンジャーな気持ちで走りたい」
池田とともにチームの要となるのは2年生、志賀飛鳥(しが・あすか)。
東北高校新人5000メートルで、去年より1分以上タイムを縮め、6位入賞。
他校のエースと互角に戦える力をつけました!

山形南2年 志賀飛鳥選手
「今までと比べ物にならないくらい長い距離にも対応できるようになってきたのでラストスパートで次の走者を勇気付けられるような走りができたらなと」

そして、県高校新人3000メートル障害で6位に入った1年生安食(あじき)光翔(ひろと)は期待のルーキー!
山形南1年 食光翔選手(1年)
「自分の走りをしっかりすればチームに貢献できると思うので、
失敗することをあまり考えず前半から攻める走りをしたい」
チームワークがよく、闘争心に燃えている山形南。
68年ぶりの王座奪還へ、気合十分です!
山形南 キャプテン・池田慶次郎選手(2年)
「先輩たちもこれまで私立校に肉薄してがんばってきたので自分たちも私立校に挑戦していくつもりで、南高魂を見せていきたい」

東海大山形

去年、全区間で区間賞という圧倒的な強さを誇った・東海大山形。
大会新記録のタイムで、5年連続19回目の優勝を果たしました。
新チームをまとめるのが、キャプテンの菊地道登(きくち・みちと)です。

東海大山形 菊地道登 主将
「去年の先輩たちが強かった分、自分たち3年生がしっかり中心となってチームを引っ張って、切磋琢磨し合える良いチームが出来た」
走りでチームを引っ張るのは、エース・高見泰杜(たかみ・ひろと)。
去年は6区を担当。区間記録を更新する走りで、優勝に貢献しました。

東海大山形3年 高見泰杜選手
「駅伝に向けて、しっかりと仕上がってきている」
東北大会で感じた課題は「スタミナ」
今年の夏合宿では、去年より100キロほど長い距離をこなすなど、強化を図りました。
東海大山形3年 高見泰杜選手
「去年より距離が増えると思うので、しっかり自分の持っているまとめる力を発揮して区間記録、区間賞を狙えるように頑張りたい」

今年、数々の記録を打ち立てたのが、設楽琉惺(したら・りゅうせい)です。
今年の東北新人5000メートルで3位に入賞するなど尻上がりに調子を上げています。
東海大山形2年 設楽琉惺選手
「1区なら流れを作る。4区なら流れを変える。2年生として攻めの走りをして、色んな経験をしたい」
東海大山形 菊地道登主将
「20回目の優勝と6連覇というプレッシャーはあるが、そこで走ることが本当の東海の強さだと思うので優勝して、支えてくれた人に感謝できるように精一杯の走りをしたい」
のしかかる重圧をバネに、強さを増した東海大山形。王者の走りに注目です!

山形県高校駅伝は10月22日に開催されます。