きのう米沢市の温泉旅館で屋根の雪下ろしをしていた男性が転落し足の骨を折る大ケガをしました。

きょう以降、県内は気温が高くなる日が続くことから、県は雪害事故への注意を呼びかけています。

きのう午後2時半ごろ、米沢市関にある温泉旅館で、近くに住む71歳の男性が旅館からの依頼を受けて屋根の雪下ろしをしていたところ、足下の雪が崩れておよそ3メートル下の雪山に転落しました。

一緒に作業していた男性が転落に気づき、知らせを聞いた旅館の人が119番通報しました。

この事故で、転落した男性は右太ももの骨を折るなどの重傷を負いました。

今シーズン、県内では雪害事故が多発しています。今月20日、午前10時までの県のまとめでは、県内で99件の雪害事故が発生し3人が死亡。96人が重軽傷を負っています。

内訳では転落が51件と最も多く、次いで除雪の時の転倒が21件、落雪が19件となっています。

県内では最高気温が平年よりも高くなる日が多く、今月の末から来月の頭にかけては10度を超える日もある予想です。

県では雪害事故が起こりやすい状況になっているとして、屋根の雪下ろしは必要性を十分に検討することや、転落事故、落雪などに注意するよう呼びかけています。