山形県産の日本酒の輸出を増やそうと、おとといからイタリアの飲食関係者などが県内を訪れています。
きょうは、関係者が伝統的な酒造りを体験しました。
県産の日本酒は、2016年に国が認定する地域ブランド、地理的表示GIを取得したことで海外からの注目度が高まっています。

これをうけ県では7年前から県産の日本酒を海外に売り込もうとPRに力を入れていて、今回はイタリアの飲食関係者およそ20人を県内に招いています。
きょうは県内7つの酒蔵で日本酒の仕込み作業を体験しました。

こちらは酒田市の東北銘醸です。

30年ほど前から麹造りに大型の機械を導入する一方、伝統的な麹室(こうじむろ)で麹造りを行なうなど手作業での酒造りも大切にしています。

グルメコンサルタント ウッジェ・アランさん(蒸米の香りを嗅いで)「デリシャス、ファンタスティック」

酒造りを体験した参加者は、イタリア・ミラノの日本酒品評会の協力者ということもあり、それぞれの分野で日本酒の魅力を発信したいとしています。
グルメコンサルタント ウッジェ・アランさん「ちゃんと作ったSAKEを紹介したい。ちゃんと食べ物とペアリングしたりちゃんとお酒を保存したり説明したい。レストランにおいしいSAKEを紹介したい」

フードライタールッピノ・ロベルタさん「(よく飲まれる)ビールとワインだけではなくこの素敵な飲み物の知識が深まったらうれしい」

県ではこうしたPR活動を通して、一層、県産の日本酒の魅力を発信していきたいとしています。