大雪は、山形県内の農業にも影響を及ぼしています。

吉村知事はきょう県内の園地を視察し、雪による果樹被害を確認しました。

吉村知事が視察に訪れたのは、天童市貫津(ぬくづ)にある榊原広子(さかきばら・ひろこ)さんの園地です。

こちらでは、桃やりんご、さくらんぼなどを栽培していますが、今月5日からの大雪の影響で、桃の枝が折れるなどの被害が発生しました。

生産者 榊原広子さん「かなり積もっていまして枝と枝の雪がくっついて屋根のような形に積もっていたので重くて倒れてしまったのかなと思う」

今月8日の午前11時ごろ、榊原さんは大雪による果樹被害に気がつき、夕方から雪下ろしを行いました。

榊原さんが状況を確認したところ、畑に70本以上ある桃の木のうち、8本が雪の被害を受け、そのうち3本は今後、栽培が難しいことが分かったということです。

生産者 榊原広子さん「もったいなかったなと思う。川中島白桃ですし、玉伸びもしていい実がなっていた木だったのでショックは大きかった」

栽培が難しくなった桃の木は、雪が溶けてから伐採することを検討しているということです。

榊原広子さん「このような被害にあいましたがこれからも頑張っておいしい果実を作ってくださいねとおっしゃってくださいました」

県では、大雪による農業被害をうけ、農業関係者からの相談に迅速に対応するため、きのうから「大雪被害に関する相談窓口」を設置しています。

番号は、023-630-3315、開設時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までとなっています。