■「残像」に魅せられ「空間を演出」
東北芸術工科大学 佐々木草耶さん「こちらの作品は、残像を表現した作品になります。自分が写真撮影が好きでそのなかでも好きなのが残像を撮る技法」

夜景に映える車のランプなど美しい「残像」に魅せられた佐々木さんは、残像を「撮る」ことから「空間を演出する」ことに挑戦しました。
回転するロープの長さなどを変え、残像の見え方を工夫したそうです。

さらに。
高橋勇一朗「こちらのブースは、実際にロープを触ることができるということで、触ってみるとロープの回り方が変化します。そうすることで残像の見え方が変わるということなんですね」

東北芸術工科大学 佐々木草耶さん「これをもし提示するとしたら駅のホームに飾りたいと思っていて。電車に急ぐ場所だとは思うのですが、そのなかで不思議な時間の流れがあることで、その不可解さがすごくおもしろいなと思って」

学生たちの刺激的なアイディアには、よりよい暮らしづくりを目指す思いが込められていました。
東北芸術工科大学の卒業制作展は、今月11日まで開かれています。
