山形大学によると、山形大学の職員が備品を持ち出し販売していたとして、懲戒解雇処分となった。

きょう付けで懲戒解雇処分となったのは、山形大学・鶴岡キャンパスの短時間勤務職員。

この職員は、大学の備品であるドラムリール10台(計10万円相当)を、去年12月に3回に分けて持ち出し、リサイクルショップに売却していた。

外部からの情報により発覚したというが、大学側はどこからの情報だったのかは明かせないとしている。

また、処分された職員の性別や年齢などについても明かせないとしている。

大学は、今回の行為について「刑法犯に該当する行為」としているが、この職員が事実を認めたこと、他の物を盗んだり繰り返したりしたことがないこと、また弁済の意思があることなどを踏まえ、警察への被害届は出さないとした。

今回の事案について、山形大学の玉手英利学長は「本学職員としてあるまじき行為であり、決して許されることではない。今回の事態を真摯に受け止め、法令順守の一層の徹底を図り、再発防止に努める」とコメントしている。