少子高齢化で地域の医療や介護に関わる人のニーズは高まりを見せています。
鮭川村ではきのう、実際に医療現場で働く人たちが中学校を訪れ、生徒に仕事の必要性やその魅力を伝える勉強会が開かれました。
この学習会は、地元の子どもたちに医療や介護分野に関心を持ってもらい将来、地域の貴重な人材になってもらおうと県が行っているものです。

きのうは、最上地域で実際に働いている看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、
介護福祉士の4人が講師として訪れ、仕事やそれぞれの資格などについて説明しました。

県立新庄病院 看護師 草刈佳子さん「勉強ができるというよりも人と話すのが好きとか何か困っている人の役に立ちたいという人が向いていると思う」

県立新庄病院 診療放射線技師 植木航大さん「知らない人が多いと思うのでまずは知ってもらって、ぜひ進路選択の中に放射線技師という仕事があったなと思ってもらえればありがたい」

少子高齢化が進む中、問題になっているのが医療従事者の不足です。
国や県によりますと、全国にはおよそ131万人の看護師がいます。
このうち県内には、およそ1万2000人がいますが、最上地域にいる人数はおよそ600人で県内で最も少なくなっています。
