「県知事選挙・候補者の訴えを追う」
県政のかじ取り役を決める県知事選挙の投開票が、今週末に迫っています。
Nスタやまがたでは、シリーズで両候補の訴えを項目別にお伝えしています。
きょうは「観光振興と農林水産業対策」についてです。
県知事選挙に立候補しているのは、届け出順に、無所属の現職で5選を目指す吉村美栄子さん(73)と、無所属の新人で福島県の自営業、金山屯さん(84)の2人です。

県内経済の柱となる観光対策について、まずは吉村さんの訴えです。
現職 吉村美栄子 候補「観光を拡散していただくことで、その地域の経済が潤います。観光交流、一生懸命、がんばっていきたいと思います」

吉村さんは、交流人口・関係人口の拡大のために観光面での取り組みを加速させたいとしています。
具体的には、山形の地域資源を生かした体験型の観光コンテンツを充実させることや、交通アクセスを向上させインバウンド・アウトバウンドを促進させることなどを公約に掲げています。
次に、金山さんの訴えです。
新人 金山屯 候補「米沢の上杉鷹山公、それから松尾芭蕉、紅花、これだけでも十分なお客を引く力はあるはずなんです。なんにも利用してないじゃない」

金山さんは県内にある多くの観光資源を活用しきれていないと訴えます。
また、観光客の安全について、県内の高速道路にあるトンネル内の最高速度を制限することも公約の一つに掲げています。