先週の大雪が落ち着き、県内では除雪中の事故が相次いでいて、この土日で少なくとも5人が大けがをしています。

警察によりますと、きのう午前11時半ずぎ、西川町綱取(つなとり)の住宅で、車庫の雪下ろし作業をしていた、町議会議員の古沢俊一さん(73)が屋根からおよそ1メートル90センチ下の雪面に転落しました。この事故で古沢さんは、首の骨を折る大けがをしました。



またきのう午後2時すぎ、山形市の蔵王温泉スキー場の中森(なかもり)ゲレンデにあるリフト小屋で屋根の氷を取り除く作業をしていた高畠町竹森(たけのもり)の佐藤清彦(さとう・きよひこ)さん(53)が足を滑らせて屋根から転落しました。



この事故で、佐藤さんは内臓を損傷するなどの大けがをしました。

きのうはこのほか、米沢市で雪下ろし作業中にはしごから転落した55歳の女性が大けがを、またおとといも新庄市と川西町で屋根から転落して2人が大けがをしています。

県は現在、「雪下ろし・落雪事故防止注意喚起情報」を出していて、除雪作業や雪下ろしを行う際は、安全に十分注意するよう呼びかけています。