SNSを通じて商品や店の情報発信を行う県内の中小企業を後押ししようと、山形市できょう、相談会が開かれました。

中小企業の課題は情報発信。では、どう情報を発信すればよいのでしょうか。

この相談会は、中小企業診断士などの資格を持った専門員が、県内の中小企業や事業者の経営に関わる相談に無料で応じるものです。

山形県信用保証協会 劔持聡 中小企業診断士「山形の企業の特徴として、すごくいいものを作っているけどもなかなか対外的な発信が弱いというところがある」

きょうの相談会のテーマは、集客力の向上を目的にした、SNSとウェブの活用。

県信用保証協会によりますと、コロナ禍が明けて県内では飲食店を中心に新たに開業する人が増えた一方、客にアプローチするための情報発信に課題があるといいます。

きょうは飲食業や小売業など、さまざまな業種の人たちが相談に訪れると、専門員が実際に店のインスタグラムやホームページにアクセスして、フォロワー数や店のコンセプト、客の求めている情報が分かりやすく書かれているかなどをチェックしていました。

SNSやウェブ上で会社をアピールするには、一過性にならず継続して商品の情報や取り組みについて発信していくことが重要だということです。

山形県信用保証協会 劔持聡 中小企業診断士「どんどん情報発信を外にすることで企業の価値向上にもつながると思うので、そういった取り組みをぜひ今回の相談会をきっかけに進めていただければと思います」

この相談会は、3月にも行われます。