河北町の県立谷地高校では、きょう、毎年恒例となっている社交ダンスの発表会が行われました。
生徒たちが社交ダンスを通して学んだものとはいったい何だったのでしょうか?

藤井響樹アナウンサー「今踊りが始まりました。県立谷地高校では、体育の授業の一環で社交ダンスを取り入れています。少しの恥じらいとドキドキを感じながら、生徒たちはしっかりと踊ることが出来るのでしょうか。Let‘s Dancing!」
社交ダンス発表会は、今年で29回目となった県立谷地高校の名物イベントです。

3年生66人は、プロのダンサーを講師におよそ一か月の間、週2回のペースで練習に取り組んで来ました。

県プロダンスインストラクター協会 後藤重幸 会長「やっぱり二人で踊って、相手に対してのマナーとかエチケット、お互いの人格の尊重など、そういう部分を一緒に学んでいただいて踊りを覚えてもらうことが趣旨です」

高橋由美さん「知らない人とその場で一緒に踊ることができて、色々コミュニケーションを取れることが社交ダンスの良い所だと思う」

相手がいてはじめて成り立つという社交ダンスで、大切なのは思いやりの心です。
1曲ずつパートナーを組み替えるこの発表会では、相手と息を合わせるために、互いの気遣いが必要です。

「ジルバ」や「チャチャチャ」「ワルツ」といった社交ダンスの定番を、生徒たちは緊張しながらも一生懸命パートナーと踊ります。
回を重ねるごとに生徒たちの心の距離も近づいたようで、フィナーレを迎えるころには、体育館は楽しそうにダンスを踊る生徒ばかりになっていました。
