荘内銀行と北都銀行の合併について両銀行を傘下に持つフィデアホールディングスがきょう記者会見を開き、新しい銀行は2027年1月に誕生し、名称は「フィデア銀行」と発表しました。

「新銀行名はフィデア銀行です」

合併の準備を進めていた荘内銀行と秋田市に本店を置く北都銀行について、親会社のフィデアホールディングスは、きょう取締役会を開き、合併の時期は2027年1月で、新しい銀行の名前をフィデア銀行と決定したということです。

合併方式は、荘内銀行を存続会社、北都銀行を消滅会社とする吸収合併の形になるということです。

新銀行の本店は、現在の荘内銀行山形営業部のある山形市に置き、代表取締役頭取には北都銀行の佐藤敬(たかし)取締役専務執行役員が、代表取締役専務執行役員には荘内銀行の山科宏幸(やましな・ひろゆき)常務執行役員が内定しました。

2人は来年4月から合併までの間両行の頭取なども兼務します。

頭取に内定した 佐藤敬 北都銀行取締役専務執行役員「大変重いバトンを受け取ることになった。我々は東北で初めて(山形・秋田)2つの地元を持つ広域地方銀行として、地域のお客様から信頼を得られるように、それから選んでいただけるように全力で取り組んでまいりたいと思います」

新銀行の本店を山形市にした理由としては、顧客の構成やエリア別の収益などが山形市を中心とした村山エリアになっているためとしました。

鶴岡市にある荘内銀行の本店は合併後は鶴岡営業部となります。

新銀行の戦略として、山形・秋田の強みである再生可能エネルギーや観光振興について強力にサポートしていきたいとしています。

今後は、2つの銀行のシステム統合などを進め2027年1月のフィデア銀行誕生に向け円滑に合併を進めていきたいとしています。