山形県内では高齢者が絡む交通死亡事故が多発していて、県が高齢者交通死亡事故警報を発令しています。

こうした中、上山市では高齢者に向け、事故防止を呼び掛ける啓発活動が行われました。

警察官「高齢者の事故が増えていて警報発令中となっているので、事故防止よろしくお願いします」

大内希美アナウンサー「現在、こちらでは高齢者の交通事故防止を呼びかける啓発活動が行われています。配っているのは注意を呼び掛けるチラシと夜光反射材です」

警察によりますと、車と人の交通事故で死亡した歩行者の数は過去5年間で33人に上っています。

このうち、26人が夜の時間帯の事故で亡くなっていて、夜の暗さが周囲を見えにくくしたり運転手や歩行者双方の判断を遅くしたりすることが要因のひとつに挙げられています。

今の時期は日が落ちるのが早くなり、帰宅時間と暗くなりはじめる時間が重なることから特に注意が必要だということです。

きょうは、警察や県の関係者が上山市のスーパーで買い物客に早めのライトの点灯や夜光反射材の着用を呼びかけていました。

70代女性「(夜光反射材をつけてもらって)少し安心しました。もう歳なので運転は控えめにしたいと思っている」