今月21日、山形市で女性が車にはねられ死亡した事故を受け、きょう、緊急の現場点検が行われました。
点検では、事故現場付近の車のスピードを抑えるための対策などが話し合われました。
現場点検は今月21日の夜、山形市瀬波の国道112号で道路を横断していた県内に住む83歳の女性が乗用車にはねられ、死亡したことを受け行われました。

きょうは、警察や地元の交通安全協会などおよそ20人が集まり、道路状況などを確認しました。

現場の道路はS字カーブで見通しが悪いものの、信号機がないためスピードが出やすいなどの意見が出され、「スピード抑止のための標示をより工夫すること」など再発防止に向けた対策が話し合われました。

点検を受け警察では、今月末までを緊急対策期間とし、パトカーを最大限出動させ
ランプを点灯して走行したり、現場の国道112号などで速度違反取締をしたりし、啓発に取り組んでいくとしました。

事故が夜間に起きていることから警察では運転手や歩行者にも夜間の事故への注意を呼び掛けています。
山形警察署 押切貴大 交通第一課長 「運転者の方には、早めのライト点灯とハイビームの積極的な活用、交差点付近での安全確認を徹底していただきたいと思います。歩行者の方には、夜間外出する際には、夜光反射材など目立つ服装をしていただいて安全な横断歩道を渡っていただければと思います」
