最初にご紹介するのは・・・なんと長靴スポーツ!

長靴を手で投げて点数を競い合う「フライングシューズ」と呼ばれる競技が9月、尾花沢市で行われました。

高齢化の進む地域で、コミュニケーションの場にもなっていました。

人口およそ1400人の尾花沢市玉野地区で盛んに行われているのは、ちょっとユニークな競技、「フライングシューズ」です。

「フライングシューズ」は、コートの中につくられた的(まと)をめがけて手で長靴を投げ、点数を競い合う、屋内競技です。

元々は宮城県加美町で行われていたものが10年以上前に玉野地区でも行われるようになりました。

玉野地区では、競技を通じて地域交流をはかろうと、年に一度、大会が開かれています。

「私たち選手一同は、ルールを守って楽しくプレーすることを誓います」

今年は50人以上が参加し、チーム対抗で熱戦を繰り広げました。

90歳の参加者もいました。

初めはどのチームも近い距離にある低い点数の的(まと)を狙って地道に点数を稼いでいきますが、決勝戦に近づくにつれて高得点を狙おうと、果敢に挑む選手の姿が見られました。

優勝したチーム「高齢化社会が進んでいますけども、体調を管理することも大事だが、人と交流すること、これもやっぱり大事なことだと思うんです。玉野地区全体の楽しいこの大会を通して、地域づくりになると思います」

勝っても負けても、みんな笑顔。

フライングシューズを通して、体育館には楽しそうな声が響いていました。