平家の残党がお家再興を祈願した祭りとされるが…詳しいことはわからない

言い伝えでは、平家の残党がお家再興を祈願して舞ったのが始まりとされ、その後は、先祖供養や五穀豊穣を願う祭りとして受け継がれてきました。
しかし、祭りについて詳しいことはわかっていません。集落でたびたび起きた火災で、文献が焼失してしまったからです。
8月15日、祭りに合わせ、以前、集落に住んでいた人たちも里帰りしてきました。集落がかつての活気を取り戻す、年に一度の特別な日です。

綱木集落出身の人「やっぱり綱木の獅子頭が最高」
東京から「親戚の人たちも、踊り手に入っているので見にきています」

これは「家回り」。かつて三日三晩をかけて家々を回り踊られたものです。

今年は、いまも集落に暮らす3人のうちの1人、今野貢さんの家、たった1軒で行われました。今野さんも伝統をつなぐ踊り手の一人です。

そして、ここには伝統を受け継ぐ若い踊り手の姿も。