庭月観音では、ここ6年間で大雨による浸水被害が相次ぎ、これで3回目だということです。

今回の大雨では、江戸時代に奉納されたという貴重な絵馬などが水浸しになってしまいました。

庭月観音では、毎年8月18日に、夏の風物詩として親しまれている灯ろう流しを行っていますが、今年は、大雨の影響を考え、鮭川に灯ろうは流さず、境内に灯ろうを飾ることにするそうです。

ボランティアの人たちは、強い日差しが照り付けるなか、泥水に浸かったものの運び出しや寺のなかの清掃を行っていました。

新潟から来た人は「いてもたってもいられなくなって。歴史ある素敵な寺だと思うので、末永く守っていくことのお手伝いができればいい」

庭月観音 庭崎賢恵 住職「地獄に仏といいますが、温かい気持ちをいただいて。本当は私が与えないといけないのに、逆に励まされて本当にありがたいです」

鮭川村の伝統にも、今回の大雨は大きな影響を与えています。