荒瀬川から200メートルほど離れた老舗の酒蔵「麓井酒造」も例外ではありません。

麓井酒造 佐藤市郎 社長「わたくしの父も少々の氾濫は経験しているそうですが、蔵の中まで泥が入ってくる経験はないそうです」

大雨の直後は床が全て泥で埋め尽くされているような状態になったといいます。

酒を冷やすタンクの冷却機もすべて水没。

酒造りに重要な麹を発酵させる部屋にも水が侵入していました。

麓井酒造 佐藤市郎 社長「まさに心臓部分。麹を作らないと酒が作れない。できたお酒は冷蔵しながら保管しないと品質が下がる」

麓井酒造 佐藤市郎 社長「ぱっと見はきれいなんですけれど泥が入った時点で床下の断熱材に水がしみ込んでしまったので交換する必要がある」

重さ1トンを超える貯蔵タンク。泥が下に入り込んでいます。

水で洗浄していますが、自分たちでは限界があるため業者にお願いして運び出し、泥を落とす必要があるそうです。
酒造りが本格的に始まるのは10月上旬だということですが、復旧が間に合うか目途は立っていません。








