山形県南陽市のNDソフトアスリートクラブに所属する選手たちが暮らす寮が、赤湯駅近くに新たに完成しました。

寮には、雪国でたたかう選手たちを考えたさまざまな工夫が隠されていました。

南陽市の赤湯駅近くに建てられたのは陸上競技の実業団チーム「NDソフトアスリートクラブ」に所属する選手たちが暮らす寮です。

これまで使っていた寮が老朽化したことから新たな寮の建設が進められ、きのう、完成を祝う式典が開かれました。

新しい寮の名前は「コ・レール」。スペイン語で「走る」という意味で、公募で決められました。

NDソフトウェア 松山庸哉 代表取締役「この寮を起点にして今後、若いアスリート選手のみなさんが夢を叶えていくことになる。スポーツを通して駅伝との連携を踏まえて一層の成長を目指していきたいと思う」


  
寮には個室のほか、食堂や厨房など共同スペースもあります。そして最大の特徴は
人工芝のトレーニングルームです。

冬の時期でも、選手たちが屋内でトレーニングできるようにとつくられたもので、
雪国ならではの環境に配慮して、新たに整備されました。

浴室には疲労回復にいいとされる水とお湯に交互に入る「交代浴」ができる2つの浴槽が完備されているなど、アスリートを支えるための環境が整えられています。


    
NDソフトアスリートクラブ 江口清洋 選手「新しくつくっていただいた拠点なので、それなりに結果を求められてくると思う。しっかりとこの拠点をいかしつつ、名前と施設に負けない走りを、これからしていきたい」

様々な工夫が施された寮で選手たちの新たな生活がスタートします。