山形県山形市の児童遊戯施設で、職員に向けた防災セミナーが開かれました。親子の利用が多い施設での理解を深め、子育て世代の防災意識を高めていきたいとしています。

「災害の時に自分の命は自分で守るというのと周りの方を救う。自助と共助の2点」



23日のセミナーには職員が参加し、日本赤十字社を講師に地震などの災害への備えを確認しました。



講師からは発災後、電気が復旧した際に暖房器具や傷んだ配線から出火するケースがあるとして、建物から逃げる際にブレーカーを落とすことが減災につながることなどが紹介されました。



日本赤十字社山形県支部 川合広泰さん「限られた資源の中で温かいものを提供するのが、我々の考える非常食のあり方です」



その後は、非常食づくりが行われ、温かく日常に近い料理で避難者の心と体を癒すことをテーマに、少ない水で調理できるメニューなどが紹介されました。



「おいしい!ちゃんと味染みている」



参加者「ビニールに入れて茹でるだけっていう発想は、知らないとなかなか鍋で作るしか頭になかったので、手軽にできるのは生かせそう」



山形市のコパルでは年に2回ほど、親子に向けた防災セミナーを行っていて、参加者の防災意識の向上を図っていきたいということです。