20代のアナ・記者は「なすびさんを知らない」

2月9日、氷見市の民宿あおまさで、1日限定で開催された復興チャリティーイベント。民宿4店舗の店主が集まって、氷見の食材を振る舞い、その会費を全額氷見市に寄付しようというもので、氷見寒ブリの舟盛りや氷見牛のローストビーフ、ひみぷりんなど、氷見づくしの贅沢な料理が並びました。

宴会場に集まった30人ほどの客の中に、タレントの「なすび」さんがいました。

なすびさん:「今、石川県の災害ボランティアには応募はしてるんですけど、なかなか先着順なので登録ができなくて、今できることだけでもなにか支援したいなと思ってこちら氷見市でチャリティーのイベントがあると知ったので」

なすびさんといえば、かつて、バラエティー番組でアパートの一室に“監禁”され、懸賞だけで生活を続けた芸人としてよく知られている「有名人」です。しかし、中継では、なすびさんだとは全く気付かず…。放送後に視聴者の方から、おしかりのメールもいただきました。

視聴者からのメール:「お刺身を食べていらっしゃる方にインタビューしてましたが、インタビューでお話しして下さった方は、『芸能人のなすび』さんではないですか?事前にコミュニケーションは取らないんですか?お話したら分かりそうなのにと残念に思いました…」

なぜ気が付かなかったのか?当の佐藤アナウンサーに聞くと…。

佐藤アナウンサー:「大変申し訳ありませんが、なすびさんについては、全然知りませんでした。現場にいた記者も中継のスタッフも20代前半で、みんな知らなかったんです。あとでインターネットで調べても、すみませんがピンときませんでした。私の横で取材していたNHKの記者も“一般の東京から来た人”として取材していました」

同じ場所で取材をしていた記者らも、なすびさんに気が付かなかったようです。