富山県のコメの作付で7割近くを占める「コシヒカリ」。猛暑による1等米比率の急落を受けて、県は暑さに強い品種「富富富」の栽培面積を“6倍”とする新たな戦略案を打ち出しました。

県内のコメの作付はコシヒカリが70%近くを占めていて、高温に強いとされる「てんたかく」「富富富」「てんこもり」は20%程度。2023年の県産米をめぐっては、コシヒカリの1等比率が43・6%と過去最低だった一方、コシヒカリと同じ中生品種の「富富富」は95・1%と、暑さに強いことが証明されています。

こうした背景から、富山県は暑さに耐性があり品質が安定している「富富富」の生産割合を高めていく方針を示していて、「富富富」の生産などについて新たな戦略案を打ち出しました。それによりますと、今年度の「富富富)」の栽培面積1640ヘクタール、生産量は7641トンに対して、5年後の2028年度までに栽培面積は1万ヘクタール、生産量を5万トンに引き上げることを目標にしています。

県は、地域ごとに応じた生産技術の指導やJAの乾燥調整施設の受け入れ体制づくりなど「富富富」が生産しやすい環境整備を進めたいとしています。

ことしの県産米をめぐっては、コシヒカリの1等比率が43・6%と過去最低だった一方、コシヒカリと同じ中生品種の「富富富」は95・1%と、暑さに強いことが証明されています。県は、温暖化が進む中で、「コシヒカリ偏重」から「富富富」など高温に強い品種へ徐々に転換していきたいとしています。