28日の富山県は各地で大雨となり、立山町では土砂災害警戒情報が出され、土砂災害も起きました。こうした中、豪雨から柴犬たちの命を救おうとするボランティアの人たちの姿がありました。今年4月に飼い主だった一人暮らしの71歳の男性が逮捕され、行き場を失ったあの”柴犬たち”です。

28日夜。記録的豪雨で避難指示が出された立山町に、行き場をなくした柴犬の姿がありました。

動物保護団体「しっぽのこころ」宇多利美さん:「これから新しいシェルター(避難先)に移動します、急遽です。土砂と大雨警報が出ているので、何かあったら困るので…」

この柴犬はことし4月、立山町で飼い主の高齢男性が逮捕されたことを受け、突然の飼育放棄に。当時、同じように20匹を超える柴犬が行き場をなくしました。

この柴犬たちを引き取ったのが県内の動物保護団体「しっぽのこころ」です。団体の懸命な呼びかけで29日までに10匹以上がボランティアの手に渡りましたが残すところ5匹となったタイミングでの豪雨でした。

動物保護団体「しっぽのこころ」宇多利美さん:「下道で行けない?」

ボランティア:「下道で行けますけど、ただどこらへんでどうなっているか全くわからないので」

このままでは施設が浸水の恐れがあったことから急遽、立山町から離れたボランティアのもとへ。

ボランティア:「お待たせ、不安だっただろみんなおらんようになって」

無事、避難させることができました。

動物保護団体「しっぽのこころ」宇多利美さん:「(記者:柴犬たち元気になりましたね)なりましたね、笑顔になりましたね、毛並みもよくなりましたし、散歩が上手になりました」

時刻はすっかり夜中に。

ボランティア:「マツ(柴犬)まだご飯食べとらんがやな」

別のボランティア:「私も食べてません、みんなや」

安全な場所に避難出来て柴犬も落ち着いた様子に…。

動物保護団体「しっぽのこころ」宇多利美さん:「やっぱり助けた命なので、1匹でも多く幸せをつなげるために頑張っているので、それしかないと思います」

突然の大雨の中、冷静な判断が柴犬たちの命を救いました。