4月15日のアルペンルート開通を前にすでに富山県内の観光地では、外国人観光客でにぎわっています。インバウンドが完全復活しコロナ前の入り込みを上回りそうなところも出てきています。

相倉合掌造り集落。

記者:「平日にも関わらず、たくさんの外国人観光客が訪れています」

人が実際に生活する世界でも珍しい世界遺産の集落には、コロナ前の同じような景色が戻ってきているようでした。

アメリカからの観光客:「サンフランシスコ!カリフォルニアから来ました!」「こういう集落になって生活しているのは素晴らしい。ありのままの状態で残っていて」

3年前のちょうどこの時期。新型コロナの猛威が山里にも及び、観光シーズンにも関わらず、鳥のさえずりだけが響く、厳しい状況に。民宿の多くも休業状態に追い込まれるなど、観光地として、大きな打撃を受けてきました。

そして…きょう午前9時半ごろ、駐車場には、外国人観光客を乗せたバスが続々と訪れていました。

世界遺産相倉合掌造り集落保存財団中島仁司さん:
「特にこの3月ですね。バスの入込がすごくて、去年と比較したら7倍。コロナ前の平成30年と比較しても1.3倍を超えている」

この流れが、大型連休にも続くことが期待されています。一方、民宿でも、外国人観光客の宿泊が急激に増えているといいます。

民宿「庄七」池端良公さん:「この4月からのヨーロッパ人の宿泊が増えてすごい。うちだけでフランスからもすごい予約いただいている。もう4月5月の予約は止めました」

こちらの民宿では年明け以降、台湾や香港などアジア圏からの宿泊客も戻り、春になってから欧米やヨーロッパからの宿泊予約が増えています。

民宿「庄七」池端良公さん:「いや、ほっとしていますよ。コロナの時はすることもなかったし、お客さんもいないし、山菜を取ってきてもこれどうるんだという世界だったけど、いまは、これいっぱい取らなければいけない状況です」

世界遺産相倉合掌造り集落保存財団中島仁司さん:
「より多くのお客様に来ていただいて、その分この世界遺産を今まで以上に良い状態で保存していけたらと思います」

コロナ禍を乗り越えようやく春が訪れた世界遺産の合掌造り集落。これから本格化する県内の観光シーズンに向けさらに期待が高まっています。