富山県高岡市の大学生行方不明からきょうで1か月。裏山のアーチェリー場で“目撃情報”もありましたが、発見につながりそうな手がかりは得られていません。父親は「ただ無事を願っている」と話しました。そして大学生が通っていた大学も、無事であることを祈っています。

行方不明になっているのは高岡市の大学3年生・山本啓太(やまもと・けいた)さん、21歳。

自宅周辺には家族が作った情報提供を呼びかけるチラシがあちこちにはり出されています。

山本さんは、2月22日午前8時半ごろ、自宅で家族が姿を見たのを最後に、スマホや財布などを置いたまま、こつ然と姿を消したのです。

山本さんの自宅から、およそ600メートルには、JR伏木駅につながる国道415号が走っていて、自宅の裏には二上山(ふたがみやま)があります。

万葉集にも詠まれる“神の山”として知られていて、標高は274メートルですが、道を外れると山が深いのです。

その二上山にあるアーチェリー場で、行方不明当日の3月22日昼ごろ、山本さんと思われる人物の目撃情報があったといいます。

自宅からアーチェリー場まで歩いて20分ほど。家族によりますと、普段からよく山本さんは15分ほど、自宅周辺を散歩していたといいます。

記者:「山本さんと思われる人物の目撃情報があった近くには、こちらのような山がいくつもあります」