家計の優等生といわれていた卵の値上がりで飲食店からは悲鳴があがっていますが、その「卵」をつかって売り上げアップにつなげている鮮魚店があります。取材しました。

去年6月にオープンした富山市大島の鮮魚店、「魚丸鮮魚店」。店内の食堂では富山湾の海の幸をぜいたくに使った海鮮丼が好評で、地元住民が数多く訪れる人気店です。そしてもうひとつ、人気の理由が…。

毛田千代丸キャスター:
「お刺し身がたくさん並ぶこちらの鮮魚店ですが、目玉はこれではありません。こちらにある1個1円の卵です」

なんと、卵を1個1円という破格の値段で提供。

先月から始めたこのサービスは1日最大360個の限定販売で、お1人様10個までですが、この卵を買い求めて客が殺到し、営業開始から2時間で完売する日もあるといいます。

女性:
「10個~。今1パック250円ぐらいスーパーで買うとするので、ためらうところを、ご飯を食べて1円で買えるのはいいと思います」

女性:
「破格だと思います。とてもとても今物価が上がってる中、すごくいいと思います」

男性:
「週に2、3回くらい来てますね。毎回買ってます」

男性:
「安いですよね。今は絶対ないですよね。ホットケーキ楽しみです」

こんなに安くて大丈夫なんでしょうか。お店側に聞いてみると…。

毛田キャスター:「赤字ですよね」
魚丸鮮魚店 加藤 薫社長:「はい、赤字です。やればやるほど大赤字です」