全国の水産物や野菜が集まる富山市の卸売市場で5日、ことし初の競りが行われました。

富山市の公設地方卸売市場では5日、ことしの競りが始まり、早朝、初市式が開かれました。

式には、富山市の藤井裕久市長や市場関係者らが集まり、ことしの豊漁、豊作を願いました。

水産物部門の競りでは、10キロを超える大物の「ひみ寒ぶり」5本が1本およそ4万円とこの時期としてはまずまずの高値で取り引きされました。

富冷 鮮魚部 木津智雄 部長:
「円安の影響もあって、国内の魚の値段も少し高値で推移しているかなと実感としてはある。おいしいお魚をみなさんに食べていただくことで笑顔になっていただいて明るい一年になればと思う」
また、青果部門では地物のダイコンやカブをはじめ茨城のハクサイなど全国から188トンが入荷。富山中央青果によりますと12月の気温が高かったことや、全国的に大きな天候不順がなかったことにより青果物の入荷は例年並みで価格も安定し、新年は順調なスタートを切れたとしています。
