2023年、富山地方鉄道で保線作業中だった作業員の男性が列車にはねられ死亡した事故の裁判で、検察側は無罪を主張する現場責任者の男に対し禁固2年を求刑しました。
業務上過失致死の罪に問われているのは、富山地方鉄道の元社員の堀内基被告です。
起訴状によりますと、堀内被告は2023年4月、現場責任者として線路の保線作業にあたっていましたが、列車との接触を防ぐ注意義務を怠り、当時19歳の男性作業員を死亡させたとされています。



23日の裁判で検察側は「列車通過の2分前に出すべき退避の合図を忘れていなければ被害を防げたのは明らかだ」としたうえで「19歳の若者の命が失われた結果は極めて重大」だとして禁固2年を求刑しました。

一方で弁護側は「会社の規定にある『見張りへの専念』ができる状況ではなく、他の作業をしながら列車や時間を管理することは極めて困難だった」と主張しました。

そのうえで、堀内被告に過失はないとして、改めて無罪を訴えました。判決は3月9日に言い渡されます。











