「しっかり寝ているはずなのに体が重い」「やる気が出ない」といった不調を訴える人が増えています。その正体は自律神経が悲鳴を上げる「冬バテ」かもしれません。暖房の効いた部屋と極寒の屋外を行き来する“屋内外の温度差”が私たちの体を追い詰めていました。対策の鍵は、無理に体を温めようとすることではなく、乱れた自律神経をいかに休ませるか。専門医に聞きました。

冬に起こる心身の不調「冬バテ」とは何か。精神と季節の関係に詳しい医師は次のように指摘します。
長妻渉医師
「冬バテというのは俗称ではあるが、主に言われているのは寒暖差や日照時間の短さ、運動量の低下によって起こる自律神経系の疲弊状態を表すもの」
夏バテが暑さによる体力消耗であるのに対し、冬バテは環境変化による自律神経の酷使が要因だといいます。
具体的にどのような「サイン」が現れるのでしょうか。代表的なのは血管の収縮や筋肉の緊張からくる「頭痛」や「肩こり・首こり」。
そして、血流が悪化することによる「手足のしつこい冷え」です。さらに、やる気や集中力の低下、朝の起きづらさといった精神的な不調なども冬バテ特有の症状だといいます。







