警察官などを装ってうその電話をかけ、富山市内の80代の男性から金塊1個(1,127万円相当)と現金400万円をだまし取ったとして、23歳のマレーシア国籍の男が詐欺の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、マレーシア国籍で住居不定、無職のモハマド・ファイク・ザフレン・ビン・モハマド・ジャイレン容疑者(23)です。

富山南警察署によりますと、モハマド・ファイク容疑者は、氏名不詳の人物らと共謀し、11月、富山市内の80代男性宅に警察官などをかたって「あなた名義の携帯電話が不正に契約されている」などとうその電話をかけました。

そして「身の潔白を証明するためには警察の指示に従う必要がある」などうそをつき、男性宅の車庫に置かせた現金400万円と、時価およそ1127万円相当の金塊1個をだまし取った疑いが持たれています。

80代男性が詐欺の被害に遭っていると、第三者から警察に情報提供があり、11月18日、男性宅近くで警戒していた警察官が、現金400万円を取りに来た容疑者を現行犯逮捕しました。