世界遺産登録からことしで30年を迎える、富山県南砺市平の「相倉合掌造り集落」。すっかり雪化粧に染まっています。

5日は平日にもかかわらず朝から、外国人の団体客が訪れていました。

「Beautiful!」

降ってくる雪を食べようと、空を見上げて口を開ける人の姿も。

訪れた観光客は、降りしきる雪の中、合掌造りの家を前に記念撮影などをしながら楽しんでいました。

アメリカから「世界的にも独特ですね。とても特別な場所」
シンガポールから「とても美しい」「私たちの国にはない」
アメリカから「とても寒いけど、心温まる」

集落保存財団の中島仁司さんによりますと、1年間にこの集落を観光に訪れる人々のうち、およそ7割が外国人で、近年は、欧米からの観光客が増えているということです。

地元にとって、ことしの雪は―。

相倉合掌造り集落保存財団・中島仁司さん
「思ったより積もったなという印象。先月18日に初雪があって、そこからは特に降ってなかったんですけど、おとといの夕方から雪に変わってきて」

観光客の雪対策として、集落では長靴のレンタルも一足300円で行っています。

これから本格化する雪のシーズン。車で訪れる際には、冬タイヤの装着など安全対策をしてほしいと話します。

相倉合掌造り集落保存財団・中島仁司さん
「やっぱりこういう冬の景色すごくきれいなので、こういう一番きれいな景色の時に安全に来ていただいて感動して帰っていただければ」