かわいいとSNSでも人気となっている動物メロンパンを販売している店が富山県富山市にあります。ただのパン店ではなく、職人とともに27人の障がいがある人々がいきいきと働く「多機能型事業所」。所長が「福祉の拠点にしたい」と意気込む店の取り組みを取材しました。

午前8時半。

やねのうえのガチョウ 松岡敏和所長「おはよう!」
利用者の男性「おはようございます」

利用者の女性「おはようございます。きょう撮影するんですか?」
嘉藤奈緒子アナウンサー「はい、お願いします!」
利用者の女性「ああ、これはお構いなく」

続々と出勤するスタッフたち。実はみなさん、自閉症や発達障害など様々な障がいがあります。

富山市呉羽に店を構える「手づくりパン工房やねのうえのガチョウ」。

多機能型事業所として障がいのある人が自立した生活が出来るよう支援するために18年前にオープンしました。

店頭には職人が考えたアイデア満載のパンがずらり。

特に、富山県産の米粉を使ったパンに力を入れていて、おすすめは「米粉のクロワッサン」。

嘉藤アナ
「いただきます。中がもちもちですね!噛めば噛むほど、お米の自然な甘みがじわじわ~っとでてくる。毎日でも食べたくなるようなおいしさです」

また、SNSで人気を集めているのが「どうぶつメロンパン」。

日替わりで数種類の動物がラインナップされ、現在は期間限定でハロウィンをモチーフにしたメロンパンを提供しています。

常連客
「キャラクターのパンを子どもが気に入って食べるので、それ目的で来ました」
「よく来ます。総菜パンがおいしくて」