富山県内では3日もクマの目撃情報が相次いでいます。富山市上熊野の住宅では、クマのものと思われるフンや爪痕が発見され、警察や市がパトロールし警戒を続けています。

髙島未帆記者
「富山市上熊野の住宅です。こちらではクマの爪痕のようなものが見られます」

3日午前7時ごろ、富山市上熊野の住宅の敷地内でクマのものと思われるフンや爪痕を住民が発見しました。

住民
「朝私が新聞取りに裏から出ていったときに枝がこの辺に落ちてったのが見えたもんやから。あ。おかしいなと思ってみに来たら」

住民
「こっから全部食った跡ですね」

大きくかじられた柿の実。よく見るとクマの体毛のようなものがついています。

住民によりますと、この柿の木では5年前にもクマの痕跡が見つかったということで、再びクマが柿の実を求めてやってこないように伐採することにしました。

住民
「気をつけなきゃいけないなと思っとったんですけど、まさかこんなに早く被害に遭うとは思ってなかった。けがされる方とかおられなくてよかった」

3日も富山市内ではクマの目撃や痕跡の情報が相次ぎました。

午前5時半ごろには、下大久保で成獣1頭が目撃情報が寄せられました。午前8時半ごろには中布目でクマのフンとみられるものが発見。さらに午後0時半ごろには笹津で子グマの目撃情報、午後2時20分ごろに月岡町で足跡・フンと見られるものが発見されました。

「本日富山市上熊野でクマの痕跡の発見がありました」

富山市や警察は広報車などで周辺住民に注意・警戒を呼びかけています。