全国的に大気不安定 土砂災害に警戒

東シナ海には上層寒冷低気圧(UCL)が停滞しており、地上は気圧の谷となっています。東シナ海や九州では雷を伴い、激しい雨や非常に激しい雨が観測されています。

この上層寒冷低気圧は1日にかけて東シナ海にほとんど停滞し、2日は台湾付近を南下する見込みです。上空の寒気や高気圧の張り出しの縁を回って前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となります。

北日本では31日、西日本から東日本では2日にかけて、日中の気温上昇や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所があります。

全国的に2日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

気象庁の予報によると、31日午後6時からの24時間雨量は九州北部で120ミリ、関東甲信で100ミリと予想されています。

31日午後3時の実況天気図 気象庁