50代女性の3人に1人以上が悩んでいるといわれる更年期障害。女性の「更年期」は閉経を挟んだ約10年間のことで、更年期障害の患者などを診察する医師は、仕事や家事ができなくなる人もいると話し、日常生活にも影響が出てきます。ただ約半数の人が「相談していない」「相談したくない」と回答する調査があり、医師は慢性的な症状に進行してしまうことに警鐘を鳴らします。

50代女性
「汗をかいたりとか、イライラしたり。40代の後半ぐらいから」
別の50代女性
「熱くなるとか急に、あとはイライラするとか。今は漢方薬とか飲んで対策はしているが」
60代女性
「熱い熱い熱い!と思ったら発汗したり、しっかり眠れないような感じがする」

多くの女性たちが頭を抱える更年期の症状。特に日常生活に支障をきたすような状態を「更年期障害」といいます。

厚生労働省の調査によりますと、「更年期障害の可能性がある」と考えている人の割合は50代女性で38.3%。

更年期とは女性の平均的な閉経の年齢である50歳を挟んだ前後5年、45~55歳の期間をいいます。