アーティストが現地に滞在し、作品を制作する「アーティスト・イン・レジデンス」。東京のアーティストが富山で感じた思いを作品にし、25日から富山市で展示しています。

富山市の市民プラザで始まったのは、この春、東京藝大大学院を卒業した茂木淳史さんの作品展です。

茂木さんは富山市に4月12日から約2週間滞在し、街を歩きインスピレーションを得て作品を制作しました。

茂木淳史さん
「ここ1本1本ずれが(ある)、全部1動画になっていて、同じ映像を編集で1000動画以上重ねて『地平線を作り出す』ということを都市の中でできないかなと」

市民プラザの屋上から市内を撮影して制作したこちらの作品。動画を1000回以上重ね、富山の街に「水平線」を作り出しています。

茂木淳史さん
「結構富山市内、だいぶ都会というか、建物だらけ。道がきれいに碁盤の目になってて、そういう場所は過去に戦争があったのもそうですけど、結構珍しい場所だなと思って」

茂木さんが見た「富山」を見て触れて感じられるこの展覧会は5月12日までです。

26日は茂木さんによる作品の解説とトークショーが行われます。